2012年10月13日土曜日

本日の香:グッド・ガール・ゴン・バッド、バイ・キリアン Good Girl Gone Bad By Kilian

バイ‘キリアンの最新作シリーズ、In the Garden of Good and Evilの中のひとつ、Good Girl Gone Badを今日は試してみました。

この名前、直訳すると「悪い方向に走った娘」ですかね。どんなに悪いか興味あったけど、手首に一吹きしたところ、全く悪ぶれた影もない、きれいな香です。フレグランスノートには、金木犀が入っているけど、私の鼻にはフランジパニの香りのような気がします。オーモンド・ジェーンのフランジパニにそっくりです。しかも、OJのフランジパニより香りが持続するので、バイ・キリアンの方がお得かも知れませんね。

フレグランスノート:ジャスミン・サンバック、金木犀、バラ、月下香、スイセン、スミレのアコード、梅のアコード、シーダー、アンバー、パチョリ、ヴェチヴァー、ムスク。


2012年10月11日木曜日

本日の香:エージェント・プロヴェカターの新作、ペタル・ノアール Petale Noir by Agent Provocateur

10月1日にリリースされた最新作、ぺタール・ノアール。リリースされた日に、ロンドンのお店に早速電話を入れてサンプルを取り寄せました。数ヶ月前からフレグランスノートの他、イメージ写真を見ていたので期待はかなり大きかったです。

第一印象は、水っぽい。睡蓮のノートのせいか、とにかく水っぽいフローラル。どこがノアールなのか、頭をひねるどころか、裏切られたような気分でがっかりさせられました。ドライダウンもきれいですが、ノアールの名にそむいて、軽いフレグランスです。どこかアルマーニのアクア・ディ・ジオに似通ったところがあるかも。ダークでセクシーなイメージは全くなく、どちらかと言えば、ライトで淑女的な香です。この水っぽさは以外でした。

フレグランスノート:

トップノート:睡蓮、木蓮、スミレの葉、ヒヤシンス、みかん、ベルガモット。
ミドルノート:バラ、イランイラン、橙花油、ニオイムラサキ、金木犀、オリス根、スズラン、クロフサスグリの花。
ベースノート:革、生姜、アンバー、タバコの葉、パチョリ、オークモス、ヴェチヴァー、白檀、シーダー、ラブダナム、麝香、ベンゾイン。




2012年10月9日火曜日

本格的に秋を向かえ、それにふさわしいフレグランスを未だに探索中。すでに革とタバコのフレグランスとして定番の、シャネル Cuir de Russieと、カロンのタバ・ブロン(オリジナル版)、ロベール・ピゲのバンディは持ってます…けど、今シーズンは現代的で一味違うフレグランスが欲しい・・・!

あれこれと試しました。

カロン タバ・ブロン Caron Tabac Blond(新しい調香)
セルジュ・ルタンス キュイール モレスク  Serge Lutens Cuir Mauresque
セルジュ・ルタンス ダム・ブロン SL Daim Blond
セルジュ・ルタンス フュムリ テュルク SL Fumerie Turque
セルジュ・ルタンス ボクシュース SL Boxeuses
ケロシーン ホィップス・アンド・ローゼズ Kerosene Whips & Roses
ナイズ、テン Knize Ten

今のところ気に入って候補に挙がったのは、セルジュ・ルタンスのホクシュース。フルーティでアブストラクトな革のフレグランスです。パリのサロンのローランスさん、サンプルありがとうございまーす!

他にもサンプルをいくつか注文したので、それを試してから今シーズンの秋・冬の香を決めようということです。

注文したサンプルは:

アークィスト インファンタ・アン・フロール Arquiste Infanta en Flor
メートル パフュムール エ ガンティエ、ダビ Maitre Parfumeur et Gantier d'Habit
フレデリック・マル、ル・パルファン・ドゥ・テレーズ Frederic Malle Le Parfum de Thérèse

下の写真は欲しいフレグランスのイメージです。

 


本日の香:アニック・グタール、ソンジュ - Songes by Annick Goutal

ピアニストでモデルでもあった、アニック・グタール。その彼女が調香師となって、この世を去るまで数々の香水を世に送り出しましたが、ソンジュは彼女の死後、娘のカミールが、調香師のイサベル・ドワイアンとのコラボで制作したもので、私のお気に入り。ソンジュはフランス語で「夢」を意味します。その名にふさわしい、眠りの世界をさまようようなうっとりしたフレグランスで、ジャスミンとヴァニラの香がかなり濃厚です。寒い日にあったかいブランケットに包まって転寝…そんな時に素敵な夢を見させてくれそう。

フレグランスノート: フランジパニ、ティアレ・タヒチ、ジャスミン、お香、ヴァニラ、コパイババルサム、ペッパー、イランイラン・アブソリュ、ヴェチヴァー、白檀、アンバー、エゴノキ。



2012年10月2日火曜日

本日の香: イヴ・サン・ローラン、オピウム - Opium by Yves Saint Laurent

最初にオピウムに出会ったのは大学一年の時。初日に友達になった子が、誕生日にプレゼントされたとかでボトルを見せてくれたのですが、キャップを外したボトルの中から濃厚なシロップのように甘く、エキゾチックで酔わせるような香がまるで煙がのぼるかのごとく漂い、まさにアヘンの如く、その場で私を虜にしました。

フレグランスノート

トップノート:コリアンダー、梅の実、シトラス、マンダリンオレンジ、ペッパー、ジャスミン、西インド産ローリエとベルガモット。

ミドルノート:カーネーション、白檀、パチョリ、シナモン、オリス根、桃、スズランとバラ。

ベースノート:ラブダナム、トル・バルサム、白檀、アンバー、オポパナクス、マスク、ココナッツ、ヴァニラ、ベンゾイン、べチバー、お香、シーダー、ミルラ。







2012年10月1日月曜日

本日の香:パルファン・サトリ、睡蓮 - Lotus by Parfum Satori

8月に日本に1ヶ月ほど滞在した際、パルファン・サトリのサロンに行ってきました。海外では購入できないフレグランスなので、気に入ったものがあれば、早速と思っていたけど、お目当ての牡丹は売れきれ。そこで、サンプルセットを購入。今日はその中の、睡蓮を選びました。

最初の一吹きは、レモンとアプリコットのさわやかなノート。徐々にローズ、ムスク、リリーが顔を見せ、背景にあるユーカリがアプリコットの甘さを抑えた、控えめなフレグランス。初夏の朝露に濡れたしっとりとした睡蓮。シアーで、軽いので夏にはぴったりですね。うぅん。これはなかなかいいかも。

フレグランスノート:レモン、アプリコット、ユーカリ、ローズウォーター、リリー、シアームスク。

                                                         Pic: ©Bahman Farzad  lotusflowerimages.com

2012年9月30日日曜日

本日の香り: セルジュ・ルタンスのボクシューズ - Boxeuses by Serge Lutens

秋に季節が変わってから、決まったように季節に合った香りをまとうことが多くなりましたが、最近はまっているのがレザー(革)とタバコの香り。今までは、カロンのタバ・ブロンと、シャネルのキェ・デ・ルッシーを好んでいたけど、最近他にもっとモダンなレザーやタバコのフレグランスがないか、探索中でした。そこで発見したのが、セルジュ・ルタンスのボクシューズ。

フレグランスノートでも分かるように、フルーツの香りがするレザー。大抵のレザーは、ジャスミンやベルガモット、アイリス、パチョリ、バニラと似通った材料が調香されている中、ボクシューズは、梅の実の香る甘いレザーです。革のフレグランスとして、SLのコレクションの中にダム・ブロン(Daim Blond)もありますが、そのスパイシーさや大胆さはないけど、しなやかで官能的な香りかも。

残念なこと、限定コレクションの物なので、日本では売られてません。

フレグランスノート:木の香り、梅の実、革、甘草。

2012年9月29日土曜日

本日の香:アクア・ディ・パルマ 「マグノリア・ノビーレ」 - Magnolia Nobile by Acqua di Parma

ロンドンでは朝晩が寒いほど冷えてきましたが、今日はなんとなく過ぎた夏、南仏やイタリアに想いを馳せ、それに合った香として、アクア・ディ・パルマのマグノリア・ノビーレを選びました。

このフレグランスの名前を直訳すると、「気高い木蓮」。木蓮を主題とした香ですが、最初の一吹きでは、ジューシーなレモンのノートがかなり強く、主人公の木蓮は影の存在。このレモンのノートは次第に薄れても、木蓮の共演者かのごとく、最後まで消えません。ドライダウンでは、徐々にパウダリーな木蓮が白檀のベースに支えられて静かに漂い、しっとりと優しい香に。その名に相応しい、高貴なフレグランスです。でも、柑橘類の苦手な方には不向きかも知れませんね。

フレグランスノート:ベルガモット、柑橘類、シーダー、木蓮、ブルガリア・ローズ、白檀、パチョリ、バニラ、べチバー。




2012年9月28日金曜日

本日の香:Tabac Blond by Caron

調香師アーネスト・ドルトロフに作られ、1919年に発表されたこのフレグランスは、それまでの女性のフレグランスのコンセプトを覆すほど、アバンギャルドなものでした。完璧にカットされたスーツのように、洗練された大人の女性のフレグランスです。

フレグランスノート:革、カーネーション、ライムの花、ショウブ、べチバー、イランイラン、シーダー、パチョリ、バニラ、麝香。

2012年9月27日木曜日

今日の香:Spiritueuse Double Vanille by Guerlain.

バニラアイスのような甘い香りでオープン。ドライダウンでは、葉巻を思わせるスモーキーなお香の香りが、バニラとラム酒のノートに絡んで、なんとも言えないいい感じ。甘過ぎず、上品なユニセックスの香です。心地よい香りなので、秋から冬にかけて、寒い時期にはぴったりかも。

2012年9月26日水曜日

昨日は、Jo Maloneのブティックで、手と腕のマッサージを受け、新作のBlackberry & Bayを試してみました。さわやかな秋風を思わせる香です。それだけではちょっと軽い気がしたので、English Pear & Freesiaをレイヤーしたら、とっても深みのある香に。この秋のフレグランスのひとつに加えることにしました。

2012年9月21日金曜日

今朝、Parfums DelRaeの、Amoureuseを試着。うぅぅ なんとも言えない、猫のおしっこを思わせる、刺激的なグリーンの匂い。ドライダウンを待つこと20分。それでもその臭さが抜けないので、我慢できず、石鹸で洗い落とすことに。あの刺激的な匂いの犯人は?カルダモンかな?
残念ですが、いただけません。

2012年9月19日水曜日

今日の香:Serge Lutens Une Voix Noire - やっぱりこれでしょ!Lady Day deserves full attention.

昨日、待ちに待った、Serge Lutensの新作、Une Voix Noireが届きました!

Billie Holidayにインスピレーションを受けた新作は、ダークでフルーティーなクチナシの香り。もう、ひとめ(一嗅ぎ?)惚れです。

2012年6月25日月曜日

6月末に、パリ郊外Givernyにある、モネの家と庭を見学。初夏の花々が咲き乱れる中、スイレンも顔をのぞかせていました。

2012年4月30日月曜日

Photo by vigilant20 Some rights reserved

今日の香:Gardenia Grand Soir by Parfumerie Generale
昨日、TATE MODERNで、Damien Hirstの展覧会を見ました。なんとも刺激的。生きた喋喋の舞うスペースには感動。そして極めつけは、ダイアで埋め尽くされた頭蓋骨:For the Love of God. 一言で「美しい!」。行列をなすこの作品は、わずか数分しか観覧することができなかったので、また訪れなければ気がすまない!

2012年4月28日土曜日

今日のフレグランス: Serge Lutens Tubereuse Criminelle
どんよりとしたロンドンの雨空に合ってるかも

2012年4月26日木曜日

今朝、バミューダのLili Bermudaから取り寄せた、香水のサンプルがとどきました!このブランドの香水は今までに試したことがないけど、知人に勧められたので、思い切って取り寄せました。
サンプル10個入りのセットで、無料サンプルが2つ。今日はそのうちの、4つを試してみました。Petals, Frangipani, Pink & Passion Flower. いずれもいい感じだけど、私の好みはPassion FlowerとPink。Passion Flowerは、フルーティな月下香のフレグランスで、Pinkは青々とした木蓮のフレグランス。Frangipaniはバニラの強めなフレグランスで、Juliette Has A GunのLady Vengenceに似通ったところがあり、Petalsは、甘いハニサクルにみかんが混ざったおとなしいフレグランス。トロピカルな香に酔いしれ、ロンドンの雨模様も忘れさせてくれる、Lili Bermudaのフレグランス。ロンドンでは取り扱っているお店がないので、バミューダから取り寄せなければ入手できないけど、日本では売っているのかしら?(Lili Bermuda: http://www.bermuda-perfumery.com/)

2012年4月25日水曜日

Lady Murasaki: ロンドンは今日も雨。庭の桜は完全に散り、リンゴの花が冷たい雨のシャワーを浴びて寒そう。JO LO...

Lady Murasaki: ロンドンは今日も雨。庭の桜は完全に散り、リンゴの花が冷たい雨のシャワーを浴びて寒そう。

JO LO...
: ロンドンは今日も雨。庭の桜は完全に散り、リンゴの花が冷たい雨のシャワーを浴びて寒そう。 JO LOVESから無料サンプルが今日届きました!GARDENIAとORANGE TULLE. どちらのフレグランスもソリフローレに近いかも。GARDENIA(クチナシ)は実物の花の香が忠...