2012年9月30日日曜日

本日の香り: セルジュ・ルタンスのボクシューズ - Boxeuses by Serge Lutens

秋に季節が変わってから、決まったように季節に合った香りをまとうことが多くなりましたが、最近はまっているのがレザー(革)とタバコの香り。今までは、カロンのタバ・ブロンと、シャネルのキェ・デ・ルッシーを好んでいたけど、最近他にもっとモダンなレザーやタバコのフレグランスがないか、探索中でした。そこで発見したのが、セルジュ・ルタンスのボクシューズ。

フレグランスノートでも分かるように、フルーツの香りがするレザー。大抵のレザーは、ジャスミンやベルガモット、アイリス、パチョリ、バニラと似通った材料が調香されている中、ボクシューズは、梅の実の香る甘いレザーです。革のフレグランスとして、SLのコレクションの中にダム・ブロン(Daim Blond)もありますが、そのスパイシーさや大胆さはないけど、しなやかで官能的な香りかも。

残念なこと、限定コレクションの物なので、日本では売られてません。

フレグランスノート:木の香り、梅の実、革、甘草。

2012年9月29日土曜日

本日の香:アクア・ディ・パルマ 「マグノリア・ノビーレ」 - Magnolia Nobile by Acqua di Parma

ロンドンでは朝晩が寒いほど冷えてきましたが、今日はなんとなく過ぎた夏、南仏やイタリアに想いを馳せ、それに合った香として、アクア・ディ・パルマのマグノリア・ノビーレを選びました。

このフレグランスの名前を直訳すると、「気高い木蓮」。木蓮を主題とした香ですが、最初の一吹きでは、ジューシーなレモンのノートがかなり強く、主人公の木蓮は影の存在。このレモンのノートは次第に薄れても、木蓮の共演者かのごとく、最後まで消えません。ドライダウンでは、徐々にパウダリーな木蓮が白檀のベースに支えられて静かに漂い、しっとりと優しい香に。その名に相応しい、高貴なフレグランスです。でも、柑橘類の苦手な方には不向きかも知れませんね。

フレグランスノート:ベルガモット、柑橘類、シーダー、木蓮、ブルガリア・ローズ、白檀、パチョリ、バニラ、べチバー。




2012年9月28日金曜日

本日の香:Tabac Blond by Caron

調香師アーネスト・ドルトロフに作られ、1919年に発表されたこのフレグランスは、それまでの女性のフレグランスのコンセプトを覆すほど、アバンギャルドなものでした。完璧にカットされたスーツのように、洗練された大人の女性のフレグランスです。

フレグランスノート:革、カーネーション、ライムの花、ショウブ、べチバー、イランイラン、シーダー、パチョリ、バニラ、麝香。

2012年9月27日木曜日

今日の香:Spiritueuse Double Vanille by Guerlain.

バニラアイスのような甘い香りでオープン。ドライダウンでは、葉巻を思わせるスモーキーなお香の香りが、バニラとラム酒のノートに絡んで、なんとも言えないいい感じ。甘過ぎず、上品なユニセックスの香です。心地よい香りなので、秋から冬にかけて、寒い時期にはぴったりかも。

2012年9月26日水曜日

昨日は、Jo Maloneのブティックで、手と腕のマッサージを受け、新作のBlackberry & Bayを試してみました。さわやかな秋風を思わせる香です。それだけではちょっと軽い気がしたので、English Pear & Freesiaをレイヤーしたら、とっても深みのある香に。この秋のフレグランスのひとつに加えることにしました。

2012年9月21日金曜日

今朝、Parfums DelRaeの、Amoureuseを試着。うぅぅ なんとも言えない、猫のおしっこを思わせる、刺激的なグリーンの匂い。ドライダウンを待つこと20分。それでもその臭さが抜けないので、我慢できず、石鹸で洗い落とすことに。あの刺激的な匂いの犯人は?カルダモンかな?
残念ですが、いただけません。

2012年9月19日水曜日

今日の香:Serge Lutens Une Voix Noire - やっぱりこれでしょ!Lady Day deserves full attention.

昨日、待ちに待った、Serge Lutensの新作、Une Voix Noireが届きました!

Billie Holidayにインスピレーションを受けた新作は、ダークでフルーティーなクチナシの香り。もう、ひとめ(一嗅ぎ?)惚れです。